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2025.06.02

ドクターコラム

がん検査は何歳から受けるべき?気になる検査の方法や予防法についても解説

高齢者に多いイメージのがんですが、年代にかかわらず発症するリスクがあるため、若年代からでも気を付けておきたい病気です。

初期には自覚症状がほとんどないがんも少なからずあり、「体に異常がない」からといって油断はできません。

がんは、進行によって治りづらくなる病気です。一方で、早期発見・早期治療によって約9割のがんが治るともされています。がんによる健康リスクを低減するには、定期的な検査で早期発見につなげていくことが大切です。

本記事では、定期的に受けたいがん検査とその方法などについて解説します。

 

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がん検査は若い年代から受けておきたい検査

がんは、年代によらず発症リスクのある病気です。中には、自覚症状がほとんどないまま進行するがんも少なからずあり、痛みや発熱、その他の異常がない場合でも、がんに罹患している可能性はあります。

大切なのは、「早期発見に努める」ことです。定期的に検査を受けて、がんの早期発見・早期治療につなげていきましょう。

では、具体的にどのくらいの年齢からがん検診を受ければよいのでしょうか。
がんを原因とした死亡者数は、年間37万人を超えています。

また、がんの死亡者数は40歳を過ぎると年齢と比例して増えていきます。国が推奨するがん検診の場合、肺がんと大腸がんの検診は40歳以上、胃がん検診は50歳以上が対象年齢となっています。

<国が推奨するがん検診の一覧>

種類 対象年齢 受診間隔
胃がん検診 50歳以上 2年に1回
大腸がん検診 40歳以上 1年に1回
肺がん検診 40歳以上 1年に1回

これはあくまでも国が推奨するものであり、「この年齢未満ではがんにならない」というわけではない点に注意が必要です。
例えば、男性特有のがんである精巣がんは、20~30代での発症も多いがんです。
また、全国の自治体で行っているがん検診では、一部のがんの検診しか受けられません。

体の不調を感じている場合は、さまざまな可能性を考慮して、医療機関を受診し検査を受けることをおすすめします。

男性に多いがんとその特徴

男性に多いがんには、前立腺がんや大腸がん、胃がん、すい臓がん、肝臓がんなどがあります。

 

 

男性がん患者の部位別罹患数予測(2024年)

いずれも初期症状があらわれにくく、異常に気が付いたときには進行・転移しているケースも少なくありません。

例えば、前立腺がんの初期症状には頻尿や残尿感といったものがありますが、加齢による変化や疲労によるものと勘違いされやすく、がんと気づかないことがあります。

大腸がんや肝臓がんの初期症状でも同様で、倦怠感や食欲不振、便の変化などの症状は日常の些細な変化として見過ごされてしまうことがままあります。

体の不調がある方は、国立がん研究センターが用意する「がんリスクチェック」を活用し、セルフチェックを行うのも一つの方法です。

国立研究開発法人国立がん研究センター「がんリスクチェック」
https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/

とはいえ、セルフチェックだけではがんの有無を確定できません。そこで重要になるのが、定期的ながん検診です。
誰にでもがんになるリスクがあることを理解して、体の変化に気を付けつつ気になることがあれば検査を受けるようにすることで、早期発見の可能性が高まります。

主な検査方法とその特徴

がんかどうかを調べるための検査には、次のような方法があります。

<がんの検査方法>

検査方法 概要 特徴
血液検査(腫瘍マーカー) 血液を採取し、がんに関連するたんぱく質を測定する検査。がん診断の補助や治療の効果測定を主な目的として行う。 体に負担なく行える。初期の手がかりになるが、腫瘍マーカーの値だけでは診断できないため、がんの診断を行う場合には他の検査も組み合わせて行う。
尿検査 採取した尿の中に血液やがん細胞が含まれているかを確認する。腎臓・膀胱に関係するがんの兆候を探る。 体に負担なく手軽に行える。がんができているとわかった場合は、ほかの検査を組み合わせてがんの広がりを確認する。
エコー(超音波)検査 がんの形や大きさ、臓器の形・大きさの異常を確認する。 体に負担なく行える。放射線を使わない検査。1回の検査で複数の臓器をさまざまな角度から確認できる。ただし、骨の中や脳、肺の検査にはできないことが多い。
画像診断(CT・MRIなど) がんの有無・転移を確認する。治療後の再発を確認する、治療の効果判定にも利用される。 がんの状態を広がりなど詳細に観察できる。CT検査では放射線を使うため被ばくの影響に注意が必要なことがある。費用や時間がかかる場合もある。

<大阪のクリニックの例>

検査方法 内容 費用相場
血液検査(腫瘍マーカー) ・NSE 肺がん
・SPAN 膵がん
・DUPAN 膵がん
・CEA 胃がん、大腸がん
・CA19-9 膵がん、胃がん、大腸がん
・PSA 前立腺がん
・AFP 肝臓がん
・proGRP 肺がん
・SCC 食道がん
・Cyfra 肺がん
2,000円〜5,000円
尿検査 ・膀胱がん
・腎臓がん
・尿管がん
1,500円〜3,000円
エコー(超音波)検査 3,000円〜5,000円

このように、がん検査の方法は体への負担が少ないものが多いです。「検査を受けるのが何となく怖い」と不安を抱く方もいるかもしれませんが、検査自体に多くの時間がかかることもありません。

比較的時間がかかる画像診断は、主に症状がある際の精密検査や、異常があった際の追跡に用いられます。

症状がなくても検査を|スマートドックという選択肢

より手軽にがん検査を受けたい場合には、スマート人間ドックでがんのリスクを診てもらうのもおすすめです。スマート人間ドックは、従来の人間ドックと比較して短時間で検査が終了します。また、最新の検査技術が活用されることも利点です。

血液検査や画像診断でのがんリスクの調査も可能で、がん以外の生活習慣病リスクをも評価してもらえます。
がんに加え、自身のさまざまなリスクも把握できる方法です。
定期的に全身の状態をチェックしたい方は、部位別の検査だけでなく、自己負担でスマート人間ドックを活用してみましょう。

がんを防ぐために見直したい生活習慣

がんのリスクは、生活習慣によって高まることがあります。定期的な検査で早期発見を目指すことに加え、日々の習慣を見直し、リスク低減を図りましょう。例えば、次のような生活習慣はがんのリスクを高めるといわれています。

<がんのリスクを高める生活習慣>
・飲酒
・喫煙
・脂質の多い食事
・運動不足

飲酒習慣がある方は量や回数を見直す、喫煙されている方はなるべく禁煙をするなど、生活習慣の改善が必要です。脂質の多い食事や運動不足は生活習慣病のリスクも高めるため、一度食事内容と運動量を可視化してみましょう。また、家族にがんを患った経験のある方がいる場合、遺伝性のがんにかかる可能性があります。

「症状がでていないから大丈夫」と安心せず、「がんに罹患する可能性」を考えて、生活習慣の改善や定期的な検査を実施することが大切です。40代以降の男性は、がんだけでなく生活習慣病にも注意する必要があります。

<がんと生活習慣病の予防につながる生活習慣>
・喫煙しない、副流煙を避ける
・飲酒を控える、「飲酒をしないことがベスト」という認識を持つ
・塩分を控える
・野菜と果物を摂取する
・活発に体を動かす、運動する習慣をつける
・太りすぎ、痩せすぎに注意する

禁煙をすぐに始めることは難しいかもしれませんが、禁煙アプリや禁煙外来などを駆使して、一度チャレンジしてみましょう。

定期的に全身チェックで健康な毎日を

男性に多い前立腺がんや大腸がん、胃がん、すい臓がん、肝臓がんなどのがんの初期は、痛みや発熱といった自覚症状がないケースが少なくありません。がんは、早期発見・早期治療によって完治する可能性があります。少しでも早くがんを見つけるためには、定期的に検査を受けることが重要です。

採尿または採血による腫瘍マーカー検査も可能な「ReVIOS」は、JR大阪駅中央口から徒歩1分、定休日がなく通勤途中にも立ち寄れる男性専用のプライベートクリニックです。「検査を受けたいけれど、平日の仕事を休むのが難しい」という方でも安心して受診できます。

長く健康に暮らしていくために、検査による自分の体の定期チェックとメンテナンスをおすすめします。

 

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参考

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監修

ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医 淺川 純平

 

淺川 純平
ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医

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泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。

 

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