生まれたときには赤ちゃんのようなモチモチ肌でも、加齢を重ねるにつれて気になる肌悩みが色々と出てきてしまいます。
年齢を感じさせるようなシワ・たるみができてしまうと、毎日鏡を見るのがブルーな気分になるでしょう。
それ以外にも、ガサガサとした乾燥肌はマイナス印象になりかねません。
冬の季節には気温が低下し、湿度も低下してしまいます。
乾燥肌を防ぐために毎日ケアをおこなったとしてもなかなか自力で乾燥肌を解消できないこともあるかもしれません。
このような肌トラブルが出てしまったときなど、肌本来の潤いを導きたいときにオススメするのが「水光注射」です。
まずは肌が乾燥してしまう原因から説明します。
肌が乾燥する仕組みとは?
皮膚の表面には角質層があり、外部からの刺激を守るための働き(バリア機能)を持っています。
正常な肌であれば肌表面の角質が垢という形で剥がれ落ちますが、なんらかの原因によって肌のターンオーバーが乱れてしまうと角質が剥がれ落ちにくくなります。
そうして、肌のザラつきやくすみなどが起こってしまうのです。
バリア機能が乱れることで、肌内部に水分をためこむ働きも低下してしまいます。
外部からの刺激を受けやすいため、水分が蒸発しやすくなり敏感肌状態になります。
肌乾燥を防ぐためには、まずは低下してしまったバリア機能を正常なものへ導くことが重要なのです。
乾燥から起こる肌トラブルとは?
肌に乾燥が起こっていると、どのような肌トラブルが起こってしまうのでしょうか。
すぐにできる方法で、代表的な肌トラブルがないかを確認してみましょう。
手軽に乾燥肌をチェックできるのでまずは気になる部分の肌に、試してみてください。
触って分かる乾燥肌
・カサカサしている
・ゴワゴワしている
まずは肌を実際に触ってみましょう。
触ったときの感触がカサカサ・ゴワゴワしているときには、乾燥肌が起こっているかもしれません。
肌の水分が低下してしまうと潤い不足になった肌は隙間ができやすくなり、剥がれかけた表皮に触れたときに触り心地が悪くなってしまうのです。
見て分かる乾燥肌
・赤みがある
・白い粉がついている
肌を見てみたときに、赤みや白い粉を見つけたときには乾燥肌が悪化しているかもしれません。
バリア機能が低下した肌が、外部からなんらかの刺激を受けたときには肌が大きな刺激を受けてしまいます。
そのため、赤みや炎症などといった反応が起こりやすくなるのです。
また、白い粉がついているように見える肌は乾燥によって肌表面にある細胞がめくれあがって見えるからです。
服と肌がこすれ合うことで、さらに白い粉が目立つようになってしまいます。
スキンケア中に分かる乾燥肌
・肌がつっぱる感じがする
・かゆみがある
・ヒリヒリする
いつもと同じ洗顔をしていても、肌がつっぱる感じがするときには肌の潤いが不足している可能性があります。
とくに洗顔後や入浴後など濡れたままの状態で肌を放置してしまうと、さらに乾燥肌が悪化してしまいます。
乾燥肌が進行すると、痒みやヒリつきなどが起こることもあります。
こうなると、皮膚科を受診して薬を使用するなどの対応が必要になるかもしれません。
自宅でできる乾燥肌対策は?
乾燥肌をできるだけ防ぐためには、まずは自宅でできる対策をしてみましょう。
正しい洗顔方法を知ろう
乾燥肌が悪化しないためには、正しい洗顔方法が重要です。
誰でもできるポイントをまとめてみたので、実際に行っていないか確認してみましょう。
強く擦りすぎない
肌の中でも、お顔はデリケートな部分です。
ゴシゴシと洗顔してしまうと、強い摩擦が刺激になって肌状態の悪化に繋がってしまいます。
洗顔中は、触っているかどうかが分からないぐらいのソフトタッチでゆっくりと触れるようにしましょう。
熱すぎるお湯は使わない
熱いお湯で洗顔し目を覚ましているという方は今すぐに止めましょう。
熱すぎるお湯はもちろん冷たすぎる水も、肌に刺激になりやすく乾燥肌を悪化させてしまいます。
肌に優しい温度はぬるま湯です。
手のひらで触っても心地よい温度で洗顔をおこなうようにしましょう。
洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔中の摩擦は、肌にとって大きな負担になります。
泡立ちが少ないまま洗顔してしまうと、手のひらで触った刺激が肌に伝わりやすくなります。
たっぷりの泡で洗顔するようにしましょう。
泡立て用ネットの利用や、泡で出てくるポンプ式洗顔料の利用がオススメです。
スキンケア方法を見直そう
洗顔後のスキンケアが誤っていると、乾燥肌が進行しやすくなります。
水分はすぐに拭き取ろう
肌に水分が残ったままにしていると、水分が蒸発することで乾燥肌が悪化しやすくなります。
まずは柔らかいタオルですぐに水分を拭き取りましょう。
化粧水はたっぷりと
化粧水がもったいないからと節約して使ってはいませんか。
少量の化粧水では、乾燥肌状態になった肌を潤すことが難しくなります。
肌に十分な水分がいきわたるように、化粧水はたっぷりと使うようにしましょう。
敏感肌用の化粧水や、アルコールフリー・添加物不使用のものを選ぶとさらに肌に刺激を与えにくくなります。
乾燥肌がひどいときには洗顔後に加えて入浴後にもスキンケアで対応すると良いでしょう。
乳液を忘れずに
化粧水を使ったからといって安心してはいけません。
水分を肌に浸透させたあとに、そのままにしておくと乾燥肌状態では外部に水分が逃げやすくなってしまいます。
化粧水を使ったあとには、必ず乳液でしっかりカバーするようにしましょう。
水光注射が乾燥肌の改善に
自宅でできる対策が上手くいかないときや、乾燥肌状態が悪化しているときには専門家に相談してみましょう。
当院では、「水光注射」で乾燥肌の治療をおこなっています。
肌の水分が低下しているときには、水分を保つために必要な成分であるヒアルロン酸も少なくなっています。
「水光注射」は肌の内部に直接ヒアルロン酸を注入するため、潤いが低下しているお肌の方におすすめです。
・加齢によって肌状態が悪くなってきた
・ほうれい線が目立つようになった
・肌に弾力やハリがない気がする
など、乾燥肌に加えて気になる肌悩みがある方にはとくにオススメの治療方法です。
冬の季節は、乾燥肌が悪化しやすい季節です。
乾燥肌が気になっている方は、いつでもお気軽にご相談ください。