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尖圭コンジローマ・性器ヘルペス再発の原因と予防法、治療まで医師が解説

悩む男性
性器にできた小さなできものや違和感は、放置すると繰り返し再発することがあります。特に尖圭コンジローマy性器ヘルペスは、一度感染すると体内に潜伏し、体調不良やストレスをきっかけに再び症状が出ることがある病気です。

この記事では、性器のできものが病気かどうかの見分け方から、尖圭コンジローマや性器ヘルペスが再発する原因、治療と予防の方法まで解説します。

 

ReVIOS大阪梅田院
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男性器のできものは病気?それとも正常な現象?

男性器にできものが見つかると、多くの人は不安を抱くでしょう。

性感染症やその他の病気かもしれないと心配になるかもしれませんが、必ずしも病気によるものとは限りません。

真珠様丘疹やフォアダイスといったできものは、正常な生理現象の1つです。

 

これらは思春期以降の男性にしばしば見られ、感染力はなく、基本的に治療は必要ないものです。

見た目が気になる場合、美容的な観点から処置を希望する方はいますが、体への悪影響を心配することはないでしょう。

 

一方で注意が必要なのは、性感染症を原因とする病的なできものです。

代表的なものに性器ヘルペスや尖圭コンジローマがあります。

 

これらは感染力があり、放置するとパートナーへの感染や再発のリスクが高まります。症状が進む前に、正確な診断と適切な治療を受けることが重要です。

以下は、正常なできものと性感染症によるできものの違いを整理した表です。

 

項目 生理現象で起こるできもの 性感染症によるできもの
代表例 真珠様丘疹/フォアダイス 尖圭コンジローマ/性器ヘルペス
見た目の特徴 白っぽく小さい粒状/整列している/滑らか イボ状・カリフラワー状・水ぶくれ/不規則な形や配置
痛み・かゆみ なし あり(特にヘルペスは痛み・熱感あり)
感染力 なし あり(性行為や接触で感染)
増殖傾向 なし/変化しにくい 時間とともに広がることがある
治療の必要性 原則なし(気になる場合は除去可) 必須(放置はリスク)
医療機関の対象科 泌尿器科 泌尿器科

 

問題は、これら生理現象と病気の区別が非常に難しいという点にあります。

 

たとえば、真珠様丘疹と尖圭コンジローマはいずれも亀頭周囲に小さな突起として現れますが、性状や並び方に違いがあります。

真珠様丘疹は整列した白い粒状で、痛みやかゆみは伴いません。

 

対して、尖圭コンジローマはカリフラワー状のできものが徐々に数が増え広がっていくという特徴があります。

性器ヘルペスでは、赤みを帯びた水疱や潰瘍に加え、初感染時には強い痛みや発熱を伴うこともあります。

 

再発時は軽度で済むケースが多いものの、無症状のまま感染を広げるリスクもあります。

このように、見た目だけでは判断が難しいケースがほとんどのため、少しでも違和感がある場合は、自分で結論を出さずに医療機関で検査を受けましょう。

 

男性器のできものが再発する原因は?

1度治ったと思ったできものが再び現れると、不安になる方も多いでしょう。

できものの原因が性感染症であった場合、再発しやすいという特徴を持っています。

 

性器ヘルペスの再発の原因

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因で発症します。

感染後、ウイルスは体の神経節に潜伏し、完全に消えることはありません

 

免疫力が低下したときに再び活動を始める性質があり、疲労やストレス、睡眠不足、風邪などで再発することがあります。

再発の頻度や症状の程度には個人差がありますが、再発を防ぐには体調管理が重要です。

 

尖圭コンジローマの再発の原因

もう1つ、再発に注意したい性感染症に尖圭コンジローマがあります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症し、イボ状の病変が陰茎や肛門周囲などに現れます

 

治療によって病変が消えても、尖圭コンジローマは体内が抗体が作られないため再発や再感染のリスクが高いです。

男性もHPVワクチンを打つことで、抗体の獲得が可能です。

 

男性器のできものを放置することで生じるリスク

これらのできものは感染力を持つことや放置することで拡大する危険性があるため、違和感があれば早期に医療機関を受診することをお勧めします。

 

なお、性器ヘルペスや尖圭コンジローマは包茎状態の男性に多く見られる傾向があります

これは、包茎の場合亀頭部が常に湿潤状態にあることでウイルスが滞留しやすいためです。

 

衛生状態の悪化が再発リスクを高める可能性が指摘されており、再発を繰り返す方の中には治療・予防目的で包茎手術を選択するケースもあります。

 

治療法と予防法について

性感染症によるできものは、適切な治療と予防を組み合わせることで再発を抑えることができます。

ここでは、性器ヘルペスと尖圭コンジローマを中心に治療と予防について解説します。

 

性器ヘルペスの治療

性器ヘルペスの治療は、抗ウイルス薬によるものが中心です。

代表的な治療法には「PIT療法」と「再発抑制療法」があります。

PIT(Patient Initiated Therapy)療法とは、患者自身が再発の兆候を感じた段階で、あらかじめ処方された薬をすぐに服用する方法です。これにより症状の悪化を防ぎ、治療期間の短縮が期待できます。

 

再発が頻繁に起こる方には、継続的に抗ウイルス薬を服用する「再発抑制療法」が選択されることがあります。これによりウイルスの再活性化を抑え、症状の出現頻度を大きく減らせます。

 

尖圭コンジローマの治療

尖圭コンジローマには、液体窒素で病変部を凍結する方法、外科的に切除する方法、あるいは塗布薬を使う方法があります。

 

病変が見えなくなってもウイルスは皮膚や粘膜に残っていることがあり、再発することも少なくありません。

そのため、HPVワクチンによる抗体獲得や包茎手術による余剰包皮の切除が推奨されます。

 

予防のための生活習慣

免疫力を低下させないことが再発予防の重要なポイントです。

十分な睡眠とバランスの良い食事に加え、ストレスをためない生活を心がけましょう。

 

また、性行為の際にはコンドームを使用することで、パートナーへの感染リスクを減らせます。

 

包茎手術は治療・予防に有効

前述した通り、包茎によって亀頭部が常に覆われている方は、湿気がこもりやすく、ウイルスが滞留しやすくなります

これにより、性器ヘルペスや尖圭コンジローマの再発リスクが高まるとされています。

 

そのため、再発を繰り返す方の中には、治療や再発予防を目的として包茎手術を選択するケースも少なくありません。手術によって患部の衛生状態を保ちやすくなり、ウイルスの定着や繁殖を防ぐ効果が期待できます。

 

HPVワクチン

尖圭コンジローマの原因となるHPVウイルスによる感染予防には、HPVワクチン「ガーダシル(4価・9価)」の接種が有効です。

このワクチンは、尖圭コンジローマの原因となるHPV6型・11型に加え、がん化リスクの高いHPV16型・18型にも対応するものです。

 

現在では、男性にもワクチン接種の重要性が認識され始めており、肛門がん・陰茎がん・咽頭がんのリスク軽減にもつながるとされています。

将来の健康を守る手段として、早期の接種を検討してみましょう。

 

気になる場合はクリニックに相談を

性器にできものがあると気づいたとき、「恥ずかしい」「大ごとではないかもしれない」といった理由から受診をためらう方も多くいます。

 

しかし、性感染症が原因である場合には、早期の診断と治療が肝要です。

これにより、症状の悪化やパートナーへの感染を防げます。

 

特に、性器ヘルペスや尖圭コンジローマは再発しやすく、見た目の変化も小さいことから、自己判断では症状を見逃してしまう可能性があります。

放置することで病変が広がったり、他人に感染させたりするリスクも高まるため、性器に異変を感じた場合にはすぐに医療機関に相談してみましょう。

また、見た目だけでできものの種類を正確に判断することは困難です。

真珠様丘疹のように無害なものと、感染性のある病変は見た目が似ている場合もあります。

 

痛みやかゆみがなくても、違和感があれば病院を受診することが安心につながります。

 

ReVIOSの治療と予防

性器にできものがある場合、どのようなクリニックを受診すればよいのでしょうか。

 

男性専用のクリニック「Revios大阪梅田院」では、性器ヘルペスや尖圭コンジローマをはじめとした性感染症に対応する診療体制が整っており、はじめての方でも安心して受診できます。

 

診察は完全個室で行われ、周囲の目を気にせず相談できる環境を用意しております。

泌尿器科専門医が在籍しており、見た目の診断だけでなく、必要に応じて尿検査や血液検査、ウイルス検査なども行います。

 

また、性器ヘルペスに対してはPIT療法や再発抑制療法、尖圭コンジローマに対しては専用の塗り薬や外科的除去による治療が可能です。

尖圭コンジローマや一部のがん予防に有効なHPVワクチンについても、当院で接種できます

 

包茎手術についてもお気軽にご相談ください。性感染症の再発予防や衛生環境の改善を目的とした施術に対応しており、治療だけでなく、予防という観点でもサポートいたします。

 

性器のできものや再発は早めの相談と予防が大切

性器にできものができたとき、それが正常な生理現象なのか性感染症なのかを自分で判断するのは難しいものです。

特に性器ヘルペスや尖圭コンジローマは一度感染すると再発しやすく、放置によって感染が広がったりパートナーにうつしたりするリスクがあります。

 

再発を防ぐには、病院での治療に加え、睡眠や食事、ストレス管理などの生活習慣改善が大切です。

包茎手術やHPVワクチンといった予防策を検討することも再発リスクの低減につながります。

 

不安を感じたときは、自己判断せずに早めに専門クリニックへ相談しましょう。

Revios大阪梅田院では、検査から治療、再発予防まで対応しております。性器に気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。

 

 

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参考

日本性感染症学会誌|ガイドライン

 

監修

 

淺川 純平
ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医

 

泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。

 

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