男性器に関する悩みは、人に相談しにくいため不安が増幅しやすいという特徴があります。
特に、日本人には包茎が多いとされており、それをコンプレックスに感じてしまう方も少なくありません。
一人で悩み続け不安が大きくなってしまう前に、悩みを解決できるよう前に進んでみませんか?
本記事では、包茎を中心に、よくある男性器の悩みとその解決策について解説します。
目次
【2】日本人に包茎が多い理由
よくある男性器に関する悩み
男性器に関する悩みには、包茎などによる外見的コンプレックスや、大きさに関する不安、EDをはじめとする性機能の不調などが挙げられます。このうち、多くの方が悩みやすいものに包茎があります。
特に仮性包茎が多く、においが気になるといった衛生的な悩みや、外見について悩んでいる方も少なくありません。
包茎の中でも、カントン包茎や真性包茎は日常生活や性生活の中でも違和感や痛みなどの支障が出てしまうため、悩みが大きくなりやすいです。
大きさに関しては、自分の性器は小さいかもしれないと不安に感じる方も多くいます。
ED(勃起不全)や性機能の不調を抱えている場合、その裏には心身の不調が隠れているケースもあります。
加齢や生活習慣、ストレス、プレッシャーなどが性機能に影響を与えることもあるため、男性器の機能だけでなく、他の部分に関する悩みがないか探っていくことも大切です。
EDの症状としては、勃起時の硬さの弱まりや、勃起が持続しない、一度萎えると再勃起が難しい、まったく勃起しないなどがあります。
国内では、40歳以上の男性の3人に1人がED患者ともいわれており、珍しい症状ではありません。
日本人に包茎が多い理由
前述した通り、日本人の男性では仮性包茎の方が多くいます。その背景には、日本に割礼の文化がないことが挙げられます。
割礼とは、乳幼児期のうちに男性器の包皮の一部を切除する手術のことで、宗教や文化を背景として広く行っている国や地域もあります。
日本にはこのような文化がないため、大人でも包茎の人が多いと考えられます。
包茎にはどんなデメリットがある?
日本人男性の多くが悩まされている包茎には、いくつかのデメリットがあります。
リスク | 内容 | 詳細・影響 |
---|---|---|
衛生面 | 恥垢(ちこう)や汚れがたまりやすい | ふやけた皮の中が湿った環境になりやすく、細菌繁殖の原因になる |
炎症リスク | 包皮炎・亀頭炎・尿道炎 | 不衛生な状態が続くと痛み・かゆみ・腫れを伴う |
性感染症のリスク | HIV・クラミジア・梅毒・咽頭炎など | 慢性的な炎症につながる 粘膜や体液にウイルスが残りやすく、感染リスクが非包茎より高い |
性機能への影響 | 勃起時の痛み・性交の違和感 | 特にカントン包茎や真性包茎では、勃起による締め付けや、痛みによるEDリスクが生じることも |
見た目のコンプレックス | 恥ずかしさ・自己否定感 | 劣等感・自己否定感の低下、恋愛・性生活の回避につながることも |
パートナーへの影響 | 性交時の摩擦・感染リスク | 性交時にスムーズに挿入できない、パートナーに炎症を与す可能性 |
悪化によるリスク | 狭窄・排尿障害・がんリスク | 狭窄・カントン包茎の重症で血流障害や壊死が起こることも |
このように、悪臭が発生しやすくなるだけでなく、炎症を起こしたり、性感染症になったりするリスクが高まる点に注意が必要です。
カントン包茎や真性包茎では、性生活が難しいケースもあります。また、血流障害や壊死など、緊急性の高いリスクが発生することもあります。
この場合、早急な治療が必要です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
【関連記事:包茎の種類とリスク|仮性・真性・カントンの違いとは】
包茎やED、大きさに関する悩みはどう解決する?
男性が抱えがちな自身の性器にまつわる悩みは、ときにさまざまなトラブルを引き起こすことがあります。
ここからは、コンプレックスにもつながる男性器に関する悩みへの対策方法をご紹介します。
包茎の改善法
多くの男性が悩む仮性包茎は、排尿や性行為に支障をきたすことはほとんどありません。
しかし、不衛生にしていると悪臭や炎症を引き起こすことがあること、また見た目の改善も考えている場合には、手術による治療を受けることが望ましいでしょう。
カントン包茎や真性包茎の場合は、勃起時に痛みを生じる、皮が戻らず壊死してしまうリスクもあるため、手術による治療が推奨されます。
包茎の治療としての手術には不安を抱く方も多いかもしれません。
術後の見た目や性交時の感覚の差も気になることでしょう。
実は、傷跡が目立たず、性感帯も温存できる手術もあります。
包茎の治療手術に関するこのような不安がある方は、医師に相談してみましょう。
夏になると増える包茎の悩みと改善法
前述の悩みに加えて、包茎の方は夏場に次のような不快な症状を抱えがちです。
・包皮の中に雑菌がわきやすくなる ・そのために炎症を起こしやすくなる ・においも強くなりやすい |
これらを改善するためにも、夏に入る前から夏のあいだの治療がおすすめです。
夏季休暇に手術を受けられる方は、ダウンタイムが落ち着くまで自宅で落ち着いて過ごせます。
夏前に手術を受けられる方は、夏の蒸れによる不快な症状を感じる前に、衛生的にダウンタイムを終えられることもメリットです。
EDへの対策
ED(勃起不全)の原因には、加齢やストレス、生活習慣、男性ホルモンの低下などがあります。
EDに悩んでいる方は、まず生活習慣の改善を図ってみましょう。
栄養バランスの良い食事を心がけ、体を適度に動かし、十分な睡眠をとることが大切です。
とはいえ、生活習慣の改善だけでEDを治すことは難しいでしょう。EDは、内服薬による治療が可能です。
勃起に関する悩みを抱えている方は、クリニックにて相談してみましょう。
ReVIOSでは、内服薬によるED治療を行っています。
当院では4種類の内服薬を、患者さまにあわせて処方しています。
ジェネリック医薬品だけでなく、先発品も処方可能です。EDかもしれないと悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
大きさへの不安には
大きさや見た目への不安がある方も多くいます。
包茎の場合、見た目にも配慮した手術を受けることで、男性器を長くすっきりとした印象にできます。
さらに、ヒアルロン酸を注入する亀頭増大術を受けることで、亀頭のサイズアップも可能です。
「自分の男性器は小さいのではないか」と悩みすぎてしまう前に、クリニックに相談してみましょう。
男性器に関する悩みや不安がある方はクリニックに相談を
多くの男性が、自身の男性器や性機能について悩みを抱えています。
一人で悩まず、クリニックに相談してみることが大切です。
「ReVIOS」は、JR大阪駅中央口から徒歩1分、定休日がなく通勤途中にも立ち寄れる男性専用のプライベートクリニックです。美容クリニックでもあるため、クリニックに通う理由を周囲に悟られることもありません。
特に包茎には感染症のリスクが高くなる、壊死してしまう可能性があるなど、さまざまなリスクがあります。
なるべく早い段階でクリニックを受診することをおすすめします。
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参考
監修
淺川 純平
ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医
泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。