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2024.09.30

ドクターブログ

梅毒の可能性が高い4つの症状とは?初期から潜伏期の特徴、検査・治療を解説

落ち込む男性

 

梅毒は早期発見・早期治療が重要な性感染症です。症状が出たりおさまったりしながら、数年~10年以上かけて進行していきます。梅毒の治療をせずに放置すると、心臓・血管・脳などにも影響し、障害が残る可能性もあります。

 

この記事では、梅毒の基礎知識や梅毒の可能性をチェックできる4つのポイント、検査や治療、治療にかかる費用を解説します。病院選びのポイントもご紹介しています。

 

梅毒は早期に発見し、適切な治療を受けることで完治が期待できる病気です。疑わしい症状がある場合や梅毒についてご不安がある方は、ReVIOS大阪梅田院にご相談ください。

 

ReVIOS大阪梅田院
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【病期別】梅毒の症状と梅毒の基礎知識

梅毒は、性行為によって感染する病気の中でもとくに感染者数が多いことが特徴です。男女ともに感染する可能性があり、全身にさまざまな症状が現れます。

 

梅毒に感染すると、進行段階に応じて異なる症状が現れます。初期症状は比較的軽度である一方、放置すると脳や心臓などの重要な臓器に深刻な合併症を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

 

それぞれの病期と症状についてくわしく見ていきましょう。

 

梅毒とは?感染経路と原因菌

梅毒の病原体は梅毒トレポネーマという細菌で、性行為を通じて粘膜や皮膚の小さな傷から体内へ侵入します。

 

主な感染経路は以下のとおりです。

 

●性行為:性器・肛門・口腔などを介した性行為で感染することがあります。
●母子感染:妊娠中に母親が感染していると、胎盤を通じて胎児に感染する可能性があります。また、出産時に産道で感染することもあります。
●血液感染:輸血など、血液を介して感染するケースは稀です。

 

日常生活における接触では感染する可能性は極めて低いと考えられています。

 

初期梅毒の症状

感染後2~4週間程度の潜伏期間を経て、初期梅毒の症状が現れます。主な症状は以下のとおりです。

 

●初期硬結:痛みのないしこり
●硬性下疳・口内炎:しこりの部分が潰瘍になったもの

 

初期梅毒のそれぞれの症状に自ら気づき、専門医療機関にいち早く受診することで適切な治療が可能になります。

 

二次梅毒の症状

初期梅毒の症状が消失した後、約2~12週間で二次梅毒に移行します。この時期には、全身に以下のさまざまな症状が現れます。

 

●バラ疹:体幹部にピンク色の発疹
●粘膜疹:口腔内・性器・肛門などにできる白い斑点や潰瘍
●全身症状:発熱・頭痛・倦怠感・リンパ節腫脹など

 

粘膜疹では痛みを伴うこともあります。発熱や頭痛など、日常生活に支障をきたすことも増えてくるでしょう。

 

潜伏梅毒とは

二次梅毒の症状が消失した後、目立った症状が出ない時期に入ります。これを潜伏梅毒と呼びます。

 

潜伏梅毒は、数年から数十年続くこともあり、自然に治癒することはありません。また、無症状であっても、他人に感染させる可能性があります。

 

後期梅毒の症状

感染から数年~数十年後、約3分の1の確率で後期梅毒に移行します。後期梅毒では、心臓・血管・脳・神経など、さまざまな臓器に重大な障害を引き起こす可能性があります。

 

症状の例は以下のとおりです。

 

●神経梅毒:梅毒が脳や神経に侵入することで、さまざまな神経症状が現れます。具体的には、激しい頭痛・意識障害・歩行困難・視力障害・認知機能の低下などが挙げられます。進行すると、認知症や精神障害を引き起こす可能性もあります。
●心血管梅毒:梅毒は心臓や血管に影響を与え、大動脈瘤・心筋梗塞・狭心症などのリスクを高めます。大動脈瘤は、放置すると破裂して命に関わる危険性があります。
●ゴム腫:皮膚や骨、内臓にゴム腫と呼ばれる腫瘤ができることがあります。ゴム腫は、痛みを伴わない硬いしこりで、放置すると潰瘍を形成することがあります。

 

梅毒の症状を治療せず放置して後期梅毒に至ると、このように重篤な問題に発展する可能性があります。いかに早い段階で適切な診断・治療を受けるかにかかっています。

 

放置するとどうなる?

梅毒は自然に治癒することはなく、治療せずに放置すると深刻な症状・合併症を引き起こす可能性があります。初期の段階では自覚症状に乏しいことも多く、感染に気づかずに放置してしまうケースも少なくありません。

 

男性も知っておきたい先天梅毒のこと

妊娠中に母親が梅毒に感染していると、胎児に先天梅毒を引き起こす可能性があります。先天梅毒は、流産・死産・早産・新生児死亡の原因となるだけでなく、生まれてきた赤ちゃんにさまざまな障害(発育不全・精神遅滞・聴力障害・視力障害など)をもたらす可能性があります。

 

先天梅毒・母子感染を防ぐために、男性も梅毒について正しい知識をつけ、予防や対処を行うことが重要です。

 

梅毒を疑う4つの症状をチェック

チェックリスト

梅毒は初期症状がわかりにくく、放置してしまうケースも多い性感染症です。感染を広げないためにも、早期発見・早期治療が重要です。

 

梅毒を疑う代表的な症状を4つ紹介します。初期は痛みがないことも多く、気づきにくいものですが、日頃から自分自身の身体をよく観察しておけば気づく可能性が高まります。

 

心当たりのある方は早めに医療機関を受診しましょう。

 

初期硬結(しょきこうけつ)

感染部位(主に性器、口腔、肛門など)にしこりができます。感染から約2週間後以降に発生することが一般的で、多くは数週間で自然に消えてしまいます。

 

 チェックポイント 

●大きさ:直径数mm~2cm程度
●形状:円形または楕円形で、境界がはっきりしている
●硬さ:硬く、ゴムのような弾力がある
●色:赤色や褐色など
●痛み:通常は痛みを感じない

 

硬性下疳(こうせいげかん)

感染が進行すると、初期硬結が消失した後、同じ場所に潰瘍(硬性下疳)ができます。硬性下疳は皮膚がただれて硬くなることが特徴で、痛みもほとんどありません。

 

数週間で症状がなくなることもありますが、病期は進行して他の症状をもたらすため、治療せずに放置してはいけません

 

 チェックポイント 

●大きさ:直径数mm~2cm程度
●形状:円形または楕円形で、境界がはっきりしている
●色:赤色や褐色など・ただれた印象
●分泌物:薄い黄色の分泌液が出る場合がある
●痛み:通常は痛みを感じない

 

口内炎

梅毒は性行為だけでなく、キスでも感染する可能性があります。口の中に病原体が侵入すると、口内炎に似た症状が現れることがあります。

 

口内炎との違いは、梅毒による口内炎のような状態は硬性下疳の一種であり、痛みを感じにくいことです。また、口蓋(口の奥の上の部分)や歯茎、唇などに潰瘍を示す白い斑点ができることもあります。

 

 チェックポイント 

●痛み:ほとんど痛みを感じない
●形状:円形または楕円形で、境界がはっきりしている
●色:白っぽい灰色や黄色っぽい灰色など・斑点ができることもある
●その他:硬く、触ると少し盛り上がっているように感じられる

 

バラ疹

感染から数ヶ月後に、全身に「バラ疹」と呼ばれる赤い斑点が現れます。手足や体幹に広がり、かゆみを伴うこともあります。てのひらや足の裏に症状が出ることもあります。

 

バラ疹は見た目がバラの花びらに似ているため、名前がつけられました。自然に消えることが多い症状ですが、バラ疹が消えた後も梅毒は治っておらず、放置すると他の症状が現れたり、他の人に感染させたりする可能性があります。

 

 チェックポイント 

●大きさ:直径数mm~1cm程度
●形状:円形または楕円形で、境界がはっきりしている
●色:薄いピンク色から赤褐色
●特徴:てのひらや足の裏にも現れることが多い

 

日頃と異なる身体の状態を見つけた場合、自己判断せず速やかに医師の診察を受けることが大切です。

 

梅毒の検査・治療と治療薬、費用について

梅毒は早期発見・早期治療が大切な感染症です。医師の指示に従って適切な検査・治療を受けるようにしましょう。

 

梅毒の検査と可能な時期

梅毒の検査は、医療機関で受けられます。

 

梅毒の潜伏期間は2〜4週間とされており、感染直後に検査を行うと陰性判定が出る場合があります。

 

梅毒の治療費

梅毒の治療費の中心は、検査・お薬・診察に関する費用です。感染の段階や治療方法によって異なります。

 

初期の段階での治療費は、数千円程度で収まる場合もあります。しかし、進行した段階では治療期間が長くなるため、費用も増加します。保険が適用される場合もあるため、医療機関で確認しましょう。

 

なお、ReVIOS大阪梅田院での梅毒の検査・初期治療にかかる費用は下記のとおりです。

 

保険診療(3割負担) 約2,000円
自費診療 4,500円(税込4,950円)

 

使用される治療薬

梅毒の治療には、主にペニシリン系の抗生物質が使用されます。ペニシリンアレルギーがある場合は、他の抗生物質が使用されることもあります。

 

治療の期間と注意点

梅毒の治療期間は、感染ステージや症状、治療薬の種類によって異なります。

 

また、パートナーも一緒に検査と治療を受けることが大切です。パートナーが感染している場合は、互いに感染を繰り返す可能性があるためです。

 

梅毒は感染力が強く、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。心当たりのある方は早めに医療機関を受診しましょう。

 

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梅毒・性感染症の早期発見・治療のために

梅毒は早期発見・早期治療が重要な性感染症です。早期に適切な治療を行えば完治が期待できます。そのため、梅毒の可能性を感じたら、一人で悩まずに早めに医療機関を受診しましょう。

 

男性の場合、泌尿器科を受診するのがおすすめです。

 

医療機関の選び方

医療機関を選ぶ際には、以下のポイントを参考にすると良いでしょう。

 

診療時間 自分のライフスタイルに合った診療時間帯かどうかを確認しましょう。
仕事や学校帰りでも通いやすい夜間診療や休日診療を行っている病院もあります。
アクセス 自宅や職場から通いやすい場所にあると便利です。
最寄り駅から徒歩圏内かどうか、駐車場はあるかなども確認しておきましょう。
医師の専門性 泌尿器科専門医がいる病院であれば、より専門性の高い診療を受けることができます。
プライバシーへの配慮 性感染症はデリケートな問題であるため、プライバシーに配慮した医療機関を選ぶことが大切です。
費用 保険診療の場合、医療費の自己負担額は医療機関によって異なります。
初診料や再診料、検査費用などを事前に確認しておきましょう。

 

ReVIOS大阪梅田院での性病検査について

ReVIOS大阪梅田院の性感染症外来

メンズ専門クリニックReVIOS大阪梅田院では性感染症の検査を受けられ、オンラインで予約・相談が可能です。
※性感染症外来では診断のため、初診時、再診時ともに尿検査が必要となります。

 

平日20時まで検査が受けられ、JR大阪駅中央口から徒歩1分。梅田エリアの各路線の駅直結で雨に濡れることもありません。
来院から最短30分で診察を終えられ、仕事帰りにも気軽に受診できます。

 

ReVIOSの診察は完全個室で行われ、泌尿器科専門医の診察が受けられるメンズ専門クリニックなので安心。
保険診療にも対応しています。
検査内容も相談が可能です。くわしくは以下のページをご覧ください。

 

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参考

梅毒に関するQ&A|厚生労働省
梅毒治療の現状について|国立感染症研究所

 

監修

ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医 淺川 純平

 

淺川 純平
ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医

 

泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。

 

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