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男性のがんで注意したい「前立腺癌(がん)」は定期検査と早期発見が重要!予防方法や検査・治療方法

男性がかかるがんのうち、特に注意したいものが「前立腺癌(がん)」です。

定期的な検査と早期発見によって死亡リスクを下げられるがんですが、前立腺癌の初期は無症状であることが多く、症状があらわれる頃には進行がんであることが多いです。

毎年多くの方が命を落とす病気でもあるため、早期発見・早期治療に努めることが大切です。

本記事では、前立腺癌とはどのような病気かをはじめ、症状や検査・治療、予防の方法などについてご紹介します。

 

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前立腺とは

 

前立腺とは、男性特有の臓器で、精液の一部である前立腺液をつくる役割を担っています。精液の通り道である射精管と尿の通る尿道が合流することから、生殖と排尿にかかわる大切な臓器です。

前立腺は直腸と膀胱の間にあり、尿道を取り囲むように存在し、栗の実のような大きさと形をしていることが特徴です。

前立腺癌(がん)とは

前立腺癌(がん)とは、腺がんの一種で、前立腺の細胞が異常に増殖することによって起こる悪性腫瘍です。
前立腺癌は前立腺の外側にできやすいことから症状が出にくく、症状が出ている段階ではがんが進行している可能性があります。

国立がん研究センターがん情報サービスの「がん統計」によれば、2020年に男性がかかったがんの中で前立腺がもっとも多く、日本では患者数が増加傾向にあります。2022年には年間で1万3,000人以上が死亡している、男性が注意したいがんの一つです。

 

日本で前立腺癌が増加している背景には、高齢化と食生活があるとされています。前立腺癌は60歳以上の男性に多く見られるがんのため、高齢化にともなって患者数が増えていると考えられます。

もう1つは、食生活の欧米化です。従来、穀類や豆類を中心に摂取していたため、前立腺癌の患者数が少ない傾向にありました。近年では、欧米的な動物性脂肪を多くとる食生活を送る方が増えたことが、前立腺癌の患者数の増加につながっている可能性があります。

前立腺癌の症状

前述した通り、前立腺癌は初期段階で自覚症状はほとんどみられません。ただし、前立腺癌と同時期に発症することのある前立腺肥大症の症状があらわれることがあります。

具体的には、残尿感や夜間の排尿回数の増加、尿が出にくいなどの症状です。もちろん、前立腺肥大症の症状があるからといって、前立腺癌であるとは限りません。しかし、これらの症状がある場合には前立腺肥大症や前立腺癌を含め、何らかの病気が原因である可能性があるため注意が必要です。

また、前立腺癌が進行した場合には前立腺肥大症と似た症状や、頻尿、血尿、腰痛があらわれることもあります。腰痛の場合、前立腺癌が骨に転移している可能性があります。

前立腺癌の早期発見・早期治療のためには、排尿に関するトラブルがあった際は医療機関を受診し検査を受けることが望ましいでしょう。

前立腺癌の検査と治療の方法

命に関わるリスクのある前立腺癌は、早期治療が肝要です。前立腺癌の病期(ステージ)はⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分けられ、数字が大きくなるにつれ進行している状態であり、生存率が下がる傾向にあります。Ⅰ期の場合、早期治療によって完治を目指せます。

しかし、初期では自覚症状がほとんどみられないため早期発見が難しいという問題があります。症状がなくとも定期的に検査を受けて、早期発見につなげましょう。

前立腺癌の検査は、PSA(前立腺特異抗原)検査や直腸診で行われるのが一般的です。PSA検査とは、前立腺で作られるたんぱく質の一種であるPSAの値を血液検査で調べる検査のことです。採血のみで検査できるため、体への負担はほとんどありません。

前立腺癌や炎症が起こると血液中にPSAがもれ出し、PSA値が上昇します。

 

PAS値が高くなるにつれて、前立腺癌である可能性も高まります。

<PSAの基準値>

50~64歳 3.0ng/mL以下
65~69歳 3.5ng/mL以下
70歳以上 4.0ng/mL以下

直腸診とは、医師が肛門から指を挿入して状態を確認する検査のことです。この検査で、前立腺の表面の異常などがあった場合には前立腺癌が疑われます。

検査の結果、前立腺癌であった場合には治療が行われます。前立腺癌の治療は、手術、放射線治療、薬物療法の3つがあり、進行度や悪性度に応じて各治療法を組み合わせて行います。

前立腺癌を予防するには

前立腺癌の早期発見・早期治療とともに、予防する意識を持ち生活することも大切です。前立腺癌は、家族に病歴がある場合、罹患リスクが2.4倍~5.6倍に上昇します。過去、前立腺癌に罹患したことがある家族がいる場合には、罹患リスクが高いことを自覚して、定期的に検査を受けるようにしましょう。

後天的な要因としては、生活習慣や食事、喫煙などが挙げられます。これらの要因は、前立腺癌だけでなく、さまざまながんのリスクを高めるとされているものです。前立腺癌をはじめ、その他のがんを予防するためにも次の点に注意して生活することをおすすめします。

食生活での注意点

食生活では、罹患リスクを高めると考えられる肉加工品や乳製品を控えるようにしましょう。塩分や熱すぎる飲み物・食べ物にも注意が必要です。減塩は、生活習慣病の予防にもつながります。

一方で、不飽和脂肪酸が多いサバやサンマなどの青魚やトマト、大豆、緑茶、コーヒーは、リスク低下が期待できる食品とされています。予防のためには、これらを積極的に摂取するとよいでしょう。野菜や果物もがんのリスク低下が期待できる食品です。

肥満に注意

また、肥満も罹患リスク上昇の要因とされています。身体活動量が多いほどリスクが低下するという研究報告もあります。定期的に運動して、体重が増加しないように気を付けるとよいでしょう。

喫煙・飲酒、その他

喫煙や飲酒もがんのリスクを高める要因とされています。がんの予防にあたっては、喫煙しない、飲酒しないことが推奨されます。受動喫煙もリスクを高める要因になるため、喫煙している方の近くには寄らないなどの対策も大切です。

飲酒については、飲酒量を減らすほどがんのリスクが低くなるとされています。飲酒の習慣がある方は、休肝日を設ける、1回あたりの飲酒量を減らすなどして予防に努めましょう。

さらに、射精が少なすぎるとリスクが上昇するという論文もあります。「ためすぎない」ように留意することをおすすめします。

簡単な検査で早期発見が可能。定期的に検査を受けよう

食生活の欧米化などにより、前立腺がんの患者数は増加傾向にあります。毎年多くの方が命を落としている前立腺癌は、初期の自覚症状がほとんどなく、気づかぬうちに進行してしまうリスクがある癌です。

 

早期発見の要は定期健診にあります。「ReVIOS」は、JR大阪駅中央口から徒歩1分、定休日がなく通勤途中にも立ち寄れる男性専用のプライベートクリニックです。当院は、PSA検査および直腸診による検査にも対応しております。

 

前立腺癌で主に行われるPSA検査は、採血だけの簡単なものです。早期発見・早期治療を目指して、定期的に検査を受けるようにしましょう。

 

ReVIOS大阪梅田院での性病検査について

メンズ専門クリニックReVIOS大阪梅田院では性感染症の検査を受けられ、オンラインで予約・相談が可能です。
※性感染症外来では診断のため、初診時、再診時ともに尿検査が必要となります。

 

平日20時まで検査が受けられ、JR大阪駅中央口から徒歩1分。梅田エリアの各路線の駅直結で雨に濡れることもありません。来院から最短30分で診察を終えられ、仕事帰りにも気軽に受診できます。

 

ReVIOSの診察は完全個室で行われ、泌尿器科専門医の診察が受けられるメンズ専門クリニックなので安心。保険診療にも対応しています。検査内容も相談が可能です。くわしくは以下のページをご覧ください。

 

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参考

国立研究開発法人国立がん研究センター

 

監修

 

淺川 純平
ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医

 

泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。

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