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2025.11.06

ドクターコラム

AGA治療は途中でやめたらどうなる?

AGA治療を始めたものの、「毎月の出費が負担になってきた」「副作用が少し気になる」「効果が実感しにくい」といった理由で、治療をやめようか迷っている方は多いのではないでしょうか。

 

しかし、AGA治療は「続けること」がとても重要な治療です。

途中でやめてしまうと、せっかく改善してきた髪の状態が元に戻ってしまう可能性があります。


この記事では、AGA治療を途中でやめた場合に何が起こるのか、髪や頭皮にどのような変化が現れるのか、そして回復の可能性について、わかりやすく解説します。

 

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AGA治療を途中でやめるとどうなる?の答え

結論からお伝えすると、AGA治療をやめると、数ヶ月から半年ほどで薄毛が再び進行する可能性が高くなります。

治療をやめることで、薬の効果によって抑えられていた脱毛ホルモン(DHT)が再び活発に働き始めるためです。

 

治療をやめた後の変化

治療を中断すると、以下のような変化が段階的に現れます。

 

治療中止後1〜3ヶ月

この時期はまだ大きな変化は感じにくいかもしれません。薬の効果が徐々に薄れていく期間です。

 

治療中止後3〜6ヶ月

抜け毛が増え始め、髪のボリュームが減ってきたと感じることが多くなります。治療前の状態に戻り始める時期です。

 

治療中止後6ヶ月以降

薄毛が治療前の状態まで戻り、さらにAGAが進行する可能性があります。治療を始める前よりも薄毛が目立つケースもあります。

 

つまり、AGA治療で得られた効果は「一時的なもの」ではなく、「継続することで維持されるもの」なのです。

 

AGA治療を中断すると元に戻る理由

なぜAGA治療をやめると薄毛が再び進行してしまうのでしょうか。

 

その理由は、AGAという脱毛症の特性にあります。AGAは「進行性の脱毛症」であり、完全に治るものではありません。

 

治療薬は、AGAの進行を抑え、発毛を促すものですが、AGAそのものの体質を変えるわけではないのです。

 

脱毛ホルモン(DHT)の再活性化

AGA治療薬(フィナステリドやデュタステリドなど)は、男性ホルモンから変化する「DHT(ジヒドロテストステロン)」という物質の生成を抑える働きがあります。

 

DHTは毛根に作用して、髪の成長期間を短くし、抜け毛を増やす原因となる物質です。

治療をやめると、このDHTが再び体内で作られるようになり、毛根へのダメージが再開されます。

 

つまり、治療薬で「一時停止」していた脱毛のメカニズムが、再び「再生」してしまうのです。

 

ヘアサイクルが乱れるメカニズム

髪には「成長期→退行期→休止期」というサイクル(ヘアサイクル)があります。

健康な髪は、成長期が数年間続き、太くしっかりと育ちます。

 

しかし、AGAになるとDHTの影響でこの成長期が極端に短くなり、髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまいます。


AGA治療薬は、このヘアサイクルを正常な状態に近づける働きをしていますが、治療をやめると再びサイクルが乱れ始め、細く短い髪が増え、抜け毛も増えていきます。

 

再開すれば元に戻る?回復できるケースとできないケース

「一度やめてしまったけれど、また治療を再開すれば元に戻るのか」という疑問を持つ方も多いでしょう。

 

治療を再開すれば、多くの場合、再び発毛効果を得られる可能性があります。

ただし、いくつか注意すべきポイントがあります。

 


再開のタイミングが重要な理由

治療を再開した場合の回復の可能性は、「どれくらいの期間、治療を中断していたか」が大きく影響します。

 

中断期間が3〜6ヶ月以内の場合

毛根がまだ活動している状態であれば、治療を再開することで比較的スムーズに回復する可能性が高いです。

 

中断期間が1年以上の場合

毛根が完全に休眠状態になってしまったり、毛穴自体が閉じてしまったりすると、再開しても元の状態まで回復するのは難しくなる可能性があります。

 

完全に戻らないケースの特徴

以下のような場合、治療を再開しても完全な回復が難しいことがあります。

 

  • ・治療を中断してから2年以上経過している
  • ・もともと薄毛が進行していた部分がさらに広がってしまった
  • ・毛根が完全に活動を停止してしまった

 

AGAは時間とともに進行する病気です。

 

そのため、「いつか再開すればいい」と考えていると、取り返しのつかない状態になってしまうことがあるため要注意です。

 

治療を続けられないときの対処法

「副作用が出てしまった」「毎月の費用が生活の負担になっている」「仕事が忙しくて続ける自信がない」など、治療を続けるのが難しいと感じることもあるでしょう。

 

そんなときは、完全にやめてしまう前に、まず医師に相談して治療方法を見直すことが大切です。

 

副作用や費用が理由の場合

副作用が気になる場合

薬の種類や量を調整することで、副作用を軽減できる可能性があります。

例えば、フィナステリドからデュタステリドへの変更や、服用量の見直しなどが有効です。

 

また、副作用が少ない治療法を選ぶという選択肢も考えられます。

最新の再生医療やメソセラピーなど、身体への負担が少ない治療を検討してみるのも良いでしょう。

 

AGA最新治療に関するページはこちら

AGA最新治療とは?従来の治療法との違いを解説

 

 

費用が負担になっている場合

より費用を抑えたプランへの変更や、ジェネリック医薬品の利用を検討してみましょう。

クリニックによっては、定期プランや割引制度を用意しているところもあります。

 

また、発毛がある程度安定してきた段階では、治療の内容を「発毛」から「維持」にシフトすることで、費用を抑えることも可能です。

 

ライフスタイルに合わせた継続の工夫

オンライン診療の活用

通院の手間が負担になっている方は、オンライン診療を利用することで、自宅にいながら診察を受け、薬を受け取ることができます。

 

塗り薬(外用薬)への切り替え

飲み薬の副作用が心配な方は、塗り薬(ミノキシジル外用薬など)への切り替えも選択肢の一つです。

 

定期的なフォローアップ

3ヶ月や6ヶ月に一度、医師に経過を診てもらうことで、自分の状態に合わせた最適な治療を続けることができます。


治療を続けるためには、自分に合った無理のない方法を見つけることが何より大切です。

 

まとめ

  • ・AGA治療を途中でやめると、数ヶ月から半年で薄毛が再び進行します
  • ・理由は、脱毛ホルモン(DHT)の再活性化とヘアサイクルの乱れです
  • ・半年以内に治療を再開すれば、回復できる可能性は高くなります
  • ・やめる前に、まず医師に相談して治療方法を見直すことが大切です

 

AGA治療は、『続ける』ことでその効果を維持・実感できます。

 

「一度始めたら一生続けなければいけない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、ライフステージに合わせて治療内容の調整が可能です。


当院では、あなたのライフスタイルや予算に合わせたAGA治療プランをご提案しています。

「一度やめてしまった」「続けられるか不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。


あなたに合った無理のない治療方法を、一緒に見つけていきましょう。

 

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監修

ReVIOS MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医 淺川 純平

 

淺川 純平
Revios MEN’S CLINIC院長・泌尿器科専門医

 

泌尿器科専門医として長年にわたり幅広い男性診療経験をもっています。
特に専門性が高いのは、包茎手術・性感染症治療・ED治療・男性ホルモン治療の分野。多くの患者様から信頼を集めています。
医療の現場で培った知識をもとに、SNSやコラムを通じて正しい医療情報を発信中。患者様お一人おひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境づくりを心掛けています。
このコラムではそんな院長の信念のもと、わかりやすく正確な情報をお届けしています。

 

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